親子臨床心理面接での親の情緒的発達と子どもの心の組成との関係

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/h-bunkyo/metadata/12365
File
Title
親子臨床心理面接での親の情緒的発達と子どもの心の組成との関係
Title Alternative
The relationship between the emotional development of parent and the psychic construction of child in the parent-child psychotherapy
Author
氏名 浴野 雅子
ヨミ エキノ マサコ
別名 Ekino Masako
Subject
親子臨床心理面接
親自身の親子関係
子どもの情緒組成
NDC
140
Abstract

親自身の親子関係から組成されてきた親の情緒状態や自他の情緒への扱い方と子どもの心的エネルギーの組成との関係について,精神分析理論からの理解を試みた。乳児のこころは当初混沌とし未分化であるが,親の情緒的関与や応答,世話によりまとまり始め,方向づけられる。そして,その親の相互的態度が乳児の心の状態や外界へのイメージの基礎となる。親は育児の際に過去の自分自身の親との関係が賦活され,特にその体験に心理的葛藤が強い場合,その葛藤が子どもの関係形成に影響し,その情緒状態に問題が生じる可能性がある。親子の臨床心理面接ではこの親自身の子ども時代の親子関係について見立てや理解を持つことで,まず,親の子どもへの情緒的関与の困難さを心理力動的に理解し,強い共感的態度を持つことができるであろう。また,面接では,その葛藤が投影されていると思われる親子関係の場面を詳細にきいて鮮明化することで,心理面接的介入と援助をより効果的に行うことができるであろう。

Journal Title
広島文教女子大学心理臨床研究
Issue
6
Spage
20
Epage
27
Published Date
2016-03-31
Publisher
広島文教女子大学心理教育相談センター
ISSN
21853185
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
Sort Key
03
Set
h-bunkyo