「広島市8.20豪雨・土砂災害における被災者支援」 : 安佐南区・安佐北区介護支援専門員の活動実態

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/h-bunkyo/metadata/12385
File
Title
「広島市8.20豪雨・土砂災害における被災者支援」 : 安佐南区・安佐北区介護支援専門員の活動実態
Author
氏名 坂井 晶子
ヨミ サカイ アキコ
別名 Sakai Akiko
Subject
介護支援専門員
災害時要援護者
被災者支援
安否確認
NDC
360
Abstract

本研究の目的は本災害時における被災者支援の実態や課題を把握し、明らかにすることで今後の災害時支援に役立てることである。分析の結果から以下のような以下のことが明らかになった。
1. 介護支援専門員は、発災後2日で全員が安否確認を開始した。その動機は使命感81名(62.3%)の回答でも分かる通り、利用者の被災状況や体調等の把握をすることは介護支援専門員が生活支援の専門職として使命感を持ち行動し、また所属する事業所の98.6%が被害なく事務所として使えたのも、本災害が、局所的であったことも起因して迅速に行動した。
2. 利用者の緊急用の対応策を事前に決めていたかは、はいが56名(45.5%)、いいえが67名(54.5%)であったが、わずか1日で41名の方々を「ショートステイ」「医療機関」「高齢者専用賃貸住宅」「有料老人ホーム」などの利用支援を行えたのは、介護支援専門員の使命感と懸命な努力及び平時からの事業者との連携の賜物であると同時に、介護事業者・医療機関などからの積極的な情報提供や迅速な受け入れ態勢が機能した。
3. 災害時の安否確認は介護支援専門員の業務かについては、119名(86.3%)が「非常にそう思う」、「まあそう思う」と答えている。しかし、災害後介護支援専門員の健康状態は10名(7.2%)が「あまりよくない」、「全くよくない」、精神的な気持ちについては21名(15.2%)が「あまりよくない」、「まったくよくない」と答えている。介護支援専門員は専門職として利用者及び家族のためケアマネジメント業務を懸命に行ってきたが、介護支援専門員自身の心身に与える負担も少なくない。
4. 安否確認開始日が有意(p=0.040)に早いのは、管理者が多いことと、経験年数が長いことにより経験豊富な介護支援専門員が多かったため、緊急時判断が早く、安否確認開始できた。

Journal Title
人間福祉研究
Issue
15
Spage
2
Epage
11
Publisher
広島文教女子大学人間福祉学会
ISSN
2432714X
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
Sort Key
02
Set
h-bunkyo