A Study of Cohesive Relation in Japanese Honorific Expression
URI | http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/metadata/11354 | ||||||
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ファイル |
22-2.pdf
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公開日
:2013-02-08
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タイトル |
A Study of Cohesive Relation in Japanese Honorific Expression
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別タイトル |
日本の尊敬・謙譲に於ける統合的関係の研究
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著者 |
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内容記述 |
近年の日本語学習熱の高まりと共に,日本語の持つ独特の文法構造に起因する数々の教育法上の問題点もより活発に論議されるようになってきた。そのような日本語教育をやってゆくうえでの問題点のーつとして,尊敬及び謙譲の仕組を如何にして明確且つ正確に学習者に教育するかということが挙げられる。このような日本語の尊敬及び謙譲の持つ複雑な文法上の構造については,これまで尊敬語,謙譲語,丁寧語そして美化語としてそれぞれ分類したうえで学習者に教育されてきており,それら各語がどの様に組み合わされて実際に使用されているかということを,明確且つ,具体的に学習に知らせることはあまり試みられてない。このため,本研究では,談話分析の手法を基礎とし,さらに,その尊敬及び謙譲の度合を+, 0,-と三段階に簡素化して考え,全体的な仕組を具体的に表示できるようチャート化してみた。こうした手法を用いて上下関係がより顕著であったと考えられる江戸時代の作品「東海道中膝粟毛」と,近年の作品である「伊豆の踊子」を実際に分析してみた。その結果として,前者「東海道中膝粟毛」の中で使われている尊敬及び、謙譲の仕組がより複雑であることがより具体的に表示できたと同時に,それらの各語が統合的に組み合わされている事実も明確にできた。又,英語訳された作品との比較より,日本語に於ける尊敬及び謙譲の仕組は, しばしば見られる主語等の省略や,発言者不明記の場合にも談話を成立させるという重要な役目を果している事実も確認できた。 |
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掲載雑誌名 |
広島文化女子短期大学紀要
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巻 |
22
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開始ページ |
11
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終了ページ |
20
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出版年月日 |
1989-07-10
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出版者 |
広島文化女子短期大学
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ISSN |
09137068
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NCID |
AN00213869
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本文言語 |
英語
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資料タイプ |
紀要論文
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著者版フラグ |
出版社版
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旧URI | |||||||
区分 |
hbg
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