A Study on the Problems of English Spelling System : From Chronological Viewpoint
URI | http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/metadata/11359 | ||||||
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ファイル |
23-3.pdf
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公開日
:2013-02-08
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タイトル |
A Study on the Problems of English Spelling System : From Chronological Viewpoint
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別タイトル |
英語の綴り字方式の問題点を考える : 歴史的観点からの研究
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著者 |
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内容記述 |
今日に至るまでの400年間にわたって,英語の不規則なスペリング方式が英語の学習者に対して数々の困難な問題を引き起こしてという議論がなされ,数多くの改善的な提案がなされてきたのであるが,その成果はあがっていない。今日,英語に於てスペリングの正確さということは,その人の教育程度を示すと考えられているのであるが,歴史的に考えてみるとこの様な実情が出てきたのは, 16世紀以降のことである。つまり約1650年頃より,印刷の定着によって,印刷職人達が定着化したスペリング方式を使用し始めたことにより今日まで続いているスペリングの問題が出てきたのである。Menckenによれば,その定着化したスペリング方式の原典は1755年に発刊されたJohnsonの辞典に出てくるとのことである。さてこのスペリング方式の不規則の問題を歴史的に考えてみると,先ず,その大きな原因を発生させたものとして「大母音変換」 (Great Vowel Shift)が1400年頃より1600年にかけて起ったことがあげられ,中世英語と現代英語の発音の聞に,大きな差異を生じさせてしまった。次にあげられる原因としては,英語に導入された外国語によるものである。これら外国語より英語に入ってきた語は,スペリングの中に目印の如く残されており,今日ではそれらの語の語源を知る指標として重要な役目を果たしているのである。歴史的にこのような英語のスペリング方式の不規則制を無くしようとする動きがあったのも当然のことであったと言える。この不規則制の是正の動きは大きく分けて2つに分かれ,その一つは発音に合致するスペリング方式にしようというもので,他方は,逆にスペリングにあった発音にしようというものであった。前者,つまり,発音にあったスペリング方式にしようという努力は後者よりもはるかに強く,数多くの提唱がなされてきたのである。 又,近年においてはコンビュータの導入によって,現在の英語のスペリング方式の規則制を系統的に分析しようとする試みもなされている。 |
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掲載雑誌名 |
広島文化女子短期大学紀要
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巻 |
23
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開始ページ |
19
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終了ページ |
26
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出版年月日 |
1990-07-10
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出版者 |
広島文化女子短期大学
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ISSN |
09137068
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NCID |
AN00213869
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本文言語 |
英語
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資料タイプ |
紀要論文
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著者版フラグ |
出版社版
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旧URI | |||||||
区分 |
hbg
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