ライフスタイルと低炭素社会構築に関する一考察

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/metadata/12382
ファイル
タイトル
ライフスタイルと低炭素社会構築に関する一考察
別タイトル
A Study on Effects of Life Style on Low Carbon Society
著者
氏名 王 志新
ヨミ WANG ZHIXIN
別名 WANG ZHIXIN
氏名 今田 寛典
ヨミ イマダ ヒロフミ
別名 HIROFUMI IMADA
キーワード
低炭素社会
家庭部門
エネルギー消費
CO2排出係数
ライフスタイル
交通行動
抄録

 本研究は,エネルギー経済統計要覧2014年版(日本エネルギー経済研究所,2014)に示されている消費エネルギーデータに基づいて地球温暖化の大きな原因となっている二酸化炭素(以下CO2と略す)排出量について考察した.特に,継続的に増加している家庭部門が排出するCO2に着目した.企業や組織が排出するCO2に関しては人々の関心は高いが,個人の生活において排出するCO2に関しては関心が低い.個人個人の日常の生活行動がCO2をどれだけ排出しているのか,どのように排出量を減らすことができるかについて各種の原単位をベースにして実証分析を行った.得られた主要な結果は,(1)節電行動がCO2排出量削減に大きな効果を示す.テレビ1 台当たりの削減量ではあるが,テレビ視聴時間の1 日当たり1 分短縮はCO2 年間0.37kg/世帯削減となる.(2)自動車利用の35%がバスに転換すると,現状のCO2 排出量は約24.7%削減できる.一方,鉄道に転換すると,32.5%削減できる.

掲載雑誌名
広島文化学園大学ネットワーク社会研究センター研究年報=Journal of Hiroshima Bunka Gakuen University Center for Networking Society
10
1
開始ページ
79
終了ページ
91
出版年月日
20141201
出版者
広島文化学園大学ネットワーク社会研究センター(Hiroshima Bunka Gakuen University Center for Networking Society)
本文作成日付
2014-12
ISSN
21854777
本文言語
日本語
資料タイプ
紀要論文
著者版フラグ
出版社版
区分
hbg