小学校児童・中学校生徒の樹木景観認知構造に関する一考察

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/metadata/12387
ファイル
タイトル
小学校児童・中学校生徒の樹木景観認知構造に関する一考察
別タイトル
A Study on Elementary and Junior High School Pupils’Cognitive Structure of Tree Scene
著者
氏名 張 静
ヨミ JING ZHANG
別名 JING ZHANG
氏名 今田 寛典
ヨミ イマダ ヒロフミ
別名 HIROFUMI IMADA
キーワード
樹木
景観認知
小学生
中学生
形態素解析
テキストマイニング
絵画コンクール
抄録

 著者らは、子どもの都市景観に対する認知構造について知見を得ることを目的として研究を進めている。特に、本研究では、子どもの樹木景観の認知構造について注目している。
 そこで、呉市内に住む小学児童と中学生徒を対象に「私の好きな樹木のある風景」絵画コンクールを行った。絵画コンクールでは、絵画提出は当然であるが、絵画の対象とした樹木を選んだ理由を100字程度で求めた。本研究は、この自由記述を分析の対象とし、テキストマイニングを用いることとした。
 小学校1年生から中学校3年生までの児童・生徒を対象としているので、記述された内容にも大きな広がりがあり、さらに得られる情報にも大きな差があることは予見できたことである。そこで、分析の対象としては、文章内容よりも文章を構成する単語に焦点を絞った。
 得られた主要な知見は以下の通りである。(1)子どもは多様な視点場を指摘している。(2)成長とともに行動範囲が拡がり、風景の中での樹木として景観を認知している。(3)子どもは大人が認知していない優れた景観を指摘できる能力が十分にある。

掲載雑誌名
広島文化学園大学ネットワーク社会研究センター研究年報=Journal of Hiroshima Bunka Gakuen University Center for Networking Society
11
1
開始ページ
37
終了ページ
46
出版年月日
20151201
出版者
広島文化学園大学ネットワーク社会研究センター(Hiroshima Bunka Gakuen University Center for Networking Society)
本文作成日付
2015-12
ISSN
21854777
本文言語
日本語
資料タイプ
紀要論文
著者版フラグ
出版社版
区分
hbg