私立看護大学における終末期看護教育の実態調査

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/metadata/12532
File
Title
私立看護大学における終末期看護教育の実態調査
Author
氏名 田村 和恵
ヨミ タムラ カズエ
別名 Tamura Kazue
氏名 佐々木 秀美
ヨミ ササキ ヒデミ
別名 Sasaki Hidemi
Subject
望ましい死
看護学生
終末期看護
死生観
Abstract

目的 “望ましい死”を支援できる看護師育成を目指した教育の検討のため,全国の看護系大学における終末期
看護教育の在り方について検討することを目的とした。
方法 終末期看護教育に関するカリキュラムの有無,教育内容などをシラバスから抽出,文部科学省「終末期に
ある人々を援助する能力」と大学における終末期看護教育内容を比較。
結果 回答のあった40校を対象とした。終末期看護教育を独立科目として取り入れている大学は24校(60%)で
あった。教育内容としては“緩和ケア・終末期ケアの概要”“症状マネジメント”が多く,終末期看護教育と文部
科学省の教育内容との比較では,項目すべて学習内容に取り入れている看護大学はなかった。
考察 十分な時間確保と教員の質の向上。討議やグループワークによってお互いの思いを共有し,自分の意見を
発言させることは,終末期看護教育には有効な講義形態の一つである。実習前後において,シミュレーション教
育を取り入れることが出来れば,学生の学びに大きく貢献できる。さらに終末期看護を総合的に位置づけ,1年次
からの統合科目として配置することが望ましいとのことが検討された。

Journal Title
看護学統合研究
Volume
22
Issue
2
Spage
1
Epage
22
Published Date
2021-02-28
Publisher
広島文化学園大学看護学部
ISSN
1346-0692
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
出版社版
Set
hbg