コルカバのコンフォート理論の安楽技術教育への適用

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/metadata/12606
File
Title
コルカバのコンフォート理論の安楽技術教育への適用
Author
氏名 武智 朋子
ヨミ タケチ トモコ
別名
氏名 佐々木 秀美
ヨミ ササキ ヒデミ
別名
氏名 前信 由美
ヨミ マエノブ ユミ
別名
Subject
コンフォート理論
キャサリン・コルカバ
安楽技術教育
コンフォートケア
Abstract

本論では,コルカバ(Katharine Kolcaba)の思想とコンフォート理論について理解を深め,我が国における看護技術教育への適用について検討する。
 コルカバは,工業都市からハイテク産業やヘルスケアサービスの発達した民族の多様性に富んだ文化的・教育的な地域で成長し,さまざまな分野の看護現場で長年勤務した。その後,看護教育,研究,リーダーシップの革新校である大学での学びのなかでコンフォートをテーマに研究した。まず,彼女は倫理,哲学,認識論の研究家である夫のレイモンド・コルカバ(Raymond John Kolcaba)と共同してコンフォートの概念分析の研究をした。その過程で広範囲でさまざまな文献レビューを行い,さらに看護師-患者関係の相互関係理論,ニード論,実存主義の現象学的接近法,人間的看護理論,ホリズム,ホリスィック看護,ケアリング,ヒューマン・プレス理論などを取り入れ,看護実践に適応できるコンフォートの中範囲理論を構築した。
 我が国の看護技術教育において安楽に関する技術は,様々な技術方法論の一部として扱われている。看護基礎教育で,この理論と実践の教育への適用が,患者のニードに合わせ満足が得られる個別的なケアの提供ができる基盤となると考える。

Journal Title
看護学統合研究
Volume
23
Issue
2
Spage
19
Epage
35
Published Date
2022-02-15
Publisher
広島文化学園大学 看護学部
ISSN
1346-0692
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
出版社版
Set
hbg