生演奏が生体とこころに及ぼす影響

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/metadata/3146
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タイトル
生演奏が生体とこころに及ぼす影響
著者
氏名 古屋敷 明美
ヨミ フルヤシキ アケミ
別名 入江 寿美代
氏名 平岡 正史
ヨミ ヒラオカ マサシ
別名
氏名 佐々木 秀美
ヨミ ササキ ヒデミ
別名
氏名 紀 成子
ヨミ キノ ナリコ
別名
氏名 武井 功子
ヨミ タケイ ノリコ
別名
氏名 長吉 孝子
ヨミ ナガヨシ タカコ
別名
氏名 山下 典子
ヨミ ヤマシタ ノリコ
別名
氏名 河野 寿美代
ヨミ コウノ スミヨ
別名
氏名 金子 道子
ヨミ カネコ ミチコ
別名
氏名 森川 晴美
ヨミ モリカワ ハルミ
別名
氏名 山崎 弘子
ヨミ ヤマサキ ヒロコ
別名
キーワード
音楽療法
生体への影響
音楽の心への影響
血圧・脈拍
サーモグラフィ
こころ
生演奏(サックス,ピアノ)および歌唱
抄録

音楽が生体とこころに良い結果を及ぼすことは衆知の事実であり,この影響について生演奏を聴いた前後の血圧・脈拍・皮膚表面温度・こころの変化によって明らかにすることを目的とした。対象は本学の公開講座「音楽による癒し」のサックスとピアノ演奏・歌唱を聴いた参加者。自動血圧計による演奏前後の血圧・脈拍を計測した24名,サーモグラフを用いて演奏経過による顔面皮膚表面温度を計測した5名,調査に回答した78名である。結果は,演奏を聴いた後が演奏前より血圧が低下は約70%,脈拍数の減少約90%であった。収縮期血圧の12.OmmHg低下と脈拍数8.7回/分減少とに有意差があった。演奏前収縮期血圧が高い者は血圧低下が大きい。皮膚表面温度の変化は,前半と後半の演奏とも皮膚表面温度が約2℃上昇していた。こころに及ぼす影響は,演奏前にこころの緊張状態にある者が約半数を占め,苛立ち>不眠>憂鬱>苦痛>不安の順であった。演奏後に気持ちが変化したと答えた者が8割あり,その変化はリラックスできた,楽しかった,感動した・感銘を受けた,心が落ち着いた,気持ちがほぐれた,心豊かになった,肩こりが軽くなったなどであった。生演奏を聴くことで血圧・脈拍が低下し,体温が上昇し,こころの緊張が緩和されることが実証できた。

掲載雑誌名
看護学統合研究
5
2
開始ページ
42
終了ページ
53
出版年月日
2004-03-27
ISSN
13460692
本文言語
日本語
資料タイプ
紀要論文
著者版フラグ
旧URI
区分
hbg