臨床看護能力を育成するための授業開発 : 基礎看護技術「検査と看護」の単元での試み

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/metadata/579
File
Title
臨床看護能力を育成するための授業開発 : 基礎看護技術「検査と看護」の単元での試み
Author
氏名 平岡 正史
ヨミ ヒラオカ マサシ
別名
氏名 前信 由美
ヨミ マエノブ ユミ
別名
氏名 入江 寿美代
ヨミ イリエ スミヨ
別名
氏名 若松 順子
ヨミ ワカマツ ジュンコ
別名
氏名 紀 成子
ヨミ キノ ナリコ
別名
氏名 古屋敷 明美
ヨミ フルヤシキ アケミ
別名
氏名 武井 功子
ヨミ タケイ ノリコ
別名
氏名 中本 里美
ヨミ ナカモト サトミ
別名
氏名 加藤 辰子
ヨミ カトウ タツコ
別名
Subject
身体組成
メタボリックシンドローム
アセスメント
健康状態の判断
学習の転移
Abstract

基礎看護技術の効果的な授業の開発により,学生の技術の習得だけではなく,演習で得られたデータ
をもとに健康状態を分析できる臨床看護能力の育成を試みた。対象科目は,本学の授業科目である援助方法論Ⅱ
の2単位の中の1単元である「検査と看護」(60時間中5時間)。時期は2006年前期,対象者は,本学2年生121人。
方法は,実際の計測値をもとに自己の健康状態を判断させ,ライフスタイルとの関連について考えさせた。その
結果,男女とも基礎代謝量が低く,標準体重やBMI が低いことが必ずしも体脂肪率の低さと関連していないこと
が明らかになった。また,得られた尿検査値,身体組成値,基礎代謝量,握力・腹囲などについて,学生の判断
能力を学生が記載した内容からブルームの理論をもとに5段階に分類し,さらにアセスメント能力を4段階に分
類し集計した。その結果,各項目から抽出される健康問題について,自己の健康問題として捉えることができ,
解決の方向性まで言及できている学生は全体の3分の1いた。さらに,アセスメント能力の高い学生も約3分の
1を占めていた。以上のことから,基礎的・一般的な学習の中で学習の転移を考慮した授業開発が有効であると
示唆された。

Journal Title
看護学統合研究
Volume
8
Issue
1
Spage
19
Epage
27
Published Date
2006-09-25
ISSN
13460692
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
Old URI
Set
hbg