パキスタン・シャムシャトー地域における健康課題 : ヘルスキャンプの実態と課題

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/metadata/774
File
Title
パキスタン・シャムシャトー地域における健康課題 : ヘルスキャンプの実態と課題
Author
氏名 平岡 敬子
ヨミ ヒラオカ ケイコ
別名
氏名 山内 京子
ヨミ ヤマウチ キョウコ
別名
氏名 岩本 由美
ヨミ イワモト ユミ
別名
氏名 飯塚 陽子
ヨミ イイヅカ ヨウコ
別名
氏名 熊田 栄子
ヨミ クマダ エイコ
別名
Subject
パキスタン
ヘルスキャンプ
保健医療協力
国際協力
NGO
Abstract

2004年3月,パキスタン・シャムシャトー・アフガニスタン難民キャンプで健康調査を行った結果,最低限必要な医療・保健設備を供給する必要性が示唆された。2年の準備期間を経て,2006年3月,再び同地域を訪問し,アフガニスタン難民とシャムシャトー地域に住むパキスタン人を対象とするヘルスキャンプの立ち上げに参加した。ヘルスキャンプに訪れた地域住民は,痛みと感染に関連する訴えが多く,しかもそれを長期にわたって放置していた。その結果,彼らは合併症や複数の疾病を抱えている可能性の高いことがわかった。また,高血圧や糖尿病を疑われる者もおり,今後は感染症から生活習慣病まで疾病構造の二層化も見られることも予測された。ヘルスキャンプでの参与観察および関係者との面接等を通じて,明らかになった現時点での課題は,キャンプ自体の持続可能性と独立した施設の確保,そして住民への健康教育の普及であった。さらに今後,本活動を持続的な地域開発型の保健医療協力プロジェクトに発展させるために,NGOは地域の実態とキャンプでの活動状況をGO(政府機関)へ報告し,今後の活動方針を提言するとともに,GOからの資金協力を得られるような枠組み構築する必要が確認された。

Journal Title
看護学統合研究
Volume
9
Issue
2
Spage
30
Epage
36
Published Date
2008-03-20
Publisher
呉大学看護学部
ISSN
13460692
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
Old URI
Set
hbg