ナイチンゲール--精神的危機から自立へのプロセス : 真実の目は真理の探究につながる

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/metadata/9494
File
Title
ナイチンゲール--精神的危機から自立へのプロセス : 真実の目は真理の探究につながる
Author
氏名 佐々木 秀美
ヨミ ササキ ヒデミ
別名 Sasaki Hidemi
Subject
ナイチンゲール
伝統的な性役割
精神的危機
女性の自立
看護師
Abstract

本論では,前稿における検証結果を踏まえて,精神的危機からと自立までのプロセスを通して,行為の源としてのナイチンゲールの思想をさらに探究した。神秘主義と科学主義の交差するイギリスの教育思想の影響を受けたナイチンゲールは,成長・発達段階において,神の存在と日常生活の様々な現象とが,神との一体感の中で生まれるものであると感じ,真実の目は真理の探究につながると考えた。その考えは,イギリス経験認識論日常生活における様々な現象を原因と結果の関係において解釈しようとする科学主義的要素と相まって,全て実際に起きている現象を科学的な目で観察・認識しようとした。その真実の目と真理の探究が彼女をして,批判のみならず一歩進んで,自身の取るべき行為を導きだした。彼女の主張は急進的であり,伝統的な社会規範を覆すものであった為に,家族との対立,精神的危機状況を作り出したが,その状態を克服したときにナイチンゲールは人間としての強さを獲得し,自立へのプロセスを踏んだ。彼女の思想の背景には人間存在の問題として人格と生存権の問題があった。

Journal Title
看護学統合研究
Volume
12
Issue
2
Spage
28
Epage
47
Published Date
2011-03-31
Publisher
広島文化学園大学看護学部
ISSN
1346-0692
NCID
AA11499896
NAID
40018798700
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
出版社版
Old URI
Set
hbg