看護場面において患者が知覚する看護師の優しさ

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/metadata/10811
File
Title
看護場面において患者が知覚する看護師の優しさ
Author
氏名 田村 和恵
ヨミ タムラ カズエ
別名 Tamura Kazue
氏名 佐々木 秀美
ヨミ ササキ ヒデミ
別名 Sasaki Hidemi
Subject
患者-看護師関係
優しさ
思いやり
看護
Abstract

本研究は,看護場面において患者が知覚する看護師の優しさを,明らかにしていくことを目的としている。今回,入院患者4名に対して,ある看護場面を想定して看護師を優しいと感じた時はどんなときであるかを,半構成的インタビューを用い質的に分析を行った。その結果,【優しい関わり合いへの期待】【傾聴的態度】【共感的態度】【個人を尊重した関わり】【理解ができる説明】【調整を図る】【水準の高いケアの提供】【専門家としての信頼】【気持ちの良い接遇】という,9個のカテゴリーが得られた。この9個のカテゴリーを検討していった結果,患者が知覚する看護師の優しさの基本となっている行為は,人と人との関わりに依拠するものであり,人間関係が基本となっており,患者は言語的・非言語的コミュニケーションによって,言わんとしている内容に対して的確に判断して,対応してくれることを期待しており,患者はそれを優しさであると受けとめていた。さらに,看護師の専門的な知識・技術に対するニーズへの期待も,優しさに深く影響を与えていた。

Journal Title
看護学統合研究
Volume
14
Issue
1
Spage
13
Epage
45
Published Date
2012-09-25
Publisher
広島文化学園大学看護学部
ISSN
1346-0692
NCID
AA11499896
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
出版社版
Old URI
Set
hbg