家庭科における主権者意識育成の可能性:UD・減災授業実践からの検討

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hcu/metadata/138
File
Title
家庭科における主権者意識育成の可能性:UD・減災授業実践からの検討
Title Alternative
The Possibility of Fostering a Sense of Sovereignty in Home Economics: A Study of UD and Disaster Mitigation Classroom Practice
Author
氏名 冨田 道子
ヨミ トミタ ミチコ
別名 TOMITA Michiko
氏名 植田  幸子
ヨミ ウエダ サチコ
別名 UEDA Sachiko
氏名 鈴木  裕子
ヨミ スズキ ヒロコ
別名 SUZUKI Hiroko
Subject
主権者意識
家庭科
ユニバーサルデザイン
減災
授業
NDC
375.1
Abstract

本研究の目的は,UD授業で生徒の共生・多様性の視点を育成後,発展学習として実施した,自然災害時の支援者視点の育成をめざした減災授業による生徒の感想の自由記述から,2つのセット授業が主権者意識の育成につながる可能性の有無を検討することにある。
 感想の自由記述から,生徒は多様な他者の立場に身をおきながら,自然災害という社会が抱えるリアルな課題に協働と対話で向き合い,「何かしたい」という社会への主体的な姿勢が生まれたことを確認することができた。また,避難してくる人々への支援策を考えるなかで,自分たち高校生にもできることがあることを確認するとともに,高校生の支援に限界があることも感じ,公助の必要性を述べる生徒がいることが明らかとなった。「命を守るために逃げてきた避難所で,亡くなるなんておかしい」という意識の表れと受けとめる。

Journal Title
広島都市学園大学 子ども教育学部紀要=Bulletin of Hiroshima Cosmopolitan University Faculty of Childhood Education
Volume
8
Issue
2
Spage
33
Epage
42
Published Date
2022-2-28
Publisher
広島都市学園大学
ISSN
2189-163X
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
出版社版
Rights
(C)広島都市学園大学
Set
hcu