学生運動後の時代における自我同一性について —作家大崎善生を巡る考察—
URI | http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hijiyama-u/metadata/9698 | ||||||
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File |
Sinri_2010_Nishimoto.pdf
( 794.0 KB )
Open Date
:2012-01-06
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Title |
学生運動後の時代における自我同一性について —作家大崎善生を巡る考察—
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Title Alternative |
About the ego identity in the age after the student movement —Consideration over writer Yoshio Osaki—
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Author |
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Abstract |
Eriksonは人間の心理社会的な発達における青年期の課題として「アイデンティティ対アイデンティティ拡散」を挙げ、同時期の人格的活力として「忠誠心」を挙げたが、自我同一性のあり方は社会の変化と共に質的に変化していると考えられる。そこで本研究では、日本の青年に深く関わり社会的にも大きな動きであった学生運動の急激な衰退を取り上げる。当時大学生であった作家大崎善生を、その作品群を通して自我同一性という観点から検討することで、学生運動後の時代における自我同一性のあり方を考察した。結果、学生運動後の時代における自我同一性として、Eriksonの述べる「忠誠心」の向かう先が細分化された事により、自己を社会的に定義するのが難しくなっているのではないか、その結果として、自我同一性の確立が遅れ、モラトリアムの延長化を引き起こしているのではないかと考えられた。 |
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Journal Title |
心理相談センター年報
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Issue |
6
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Spage |
23
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Epage |
31
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Published Date |
2011-03
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Publisher |
比治山大学大学院現代文化研究科附属心理相談センター
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Language |
jpn
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NIIType |
Departmental Bulletin Paper
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Text Version |
出版社版
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Sort Key |
05
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Old URI | |||||||
Set |
hijiyama-u
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