災害と人間を考える -作家・辺見庸氏の場合-

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hirokoku-u/metadata/12159
File
Title
災害と人間を考える -作家・辺見庸氏の場合-
Title Alternative
On the Disaster and Human Being;From the Case of Mr.Yoh Henmi As a Writer
Author
氏名 鶴田 一郎
ヨミ ツルタ イチロウ
別名 Tsuruta Ichiro
Abstract

本研究では、作家・辺見庸氏の東日本大震災に関するテレビ番組を参照しながら、辺見氏の拠って立つ思想基盤の根本的転換に焦点を当てつつ、更に「人間にとって災害とは何か」について考察した。
その際、辺見氏の言葉に従って「記憶と予兆」「神話的破壊と責任」「内省と言葉」に分けて考察した。その結果、辺見氏は、自身の現在も進行中の闘病生活、及び東日本大震災を経て、自らが最も小さき者の一人であると覚醒されたのではないかということが分かった。その証左に辺見氏がテレビ番組で「柔らかな口調と静謐な論理」こなっていたこと、また「どんな人も生きているだけで価値ある存在である」という実感が伴った洞察をしていることが挙げられる。つまり、思想的基盤の転換とは辺見氏の実存の転換であり、「旧い辺見庸は死に、新しい辺見庸として生まれ変わった」ということである。

Journal Title
広島国際大学心理科学部紀要
Volume
1
Issue
1(創刊号)
Spage
51
Epage
60
Published Date
2014-03-01
Publisher
広島国際大学心理科学部
ISSN
2188-3734
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
出版社版
Sort Key
6
Set
hirokoku-u