遊戯療法理論の現状と今後の展望

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hirokoku-u/metadata/12269
File
Title
遊戯療法理論の現状と今後の展望
Title Alternative
Current Status and Future Prospects of Theory of Play Therapy
Author
氏名 田中 秀紀
ヨミ タナカ ヒデノリ
別名 Tanaka Hidenori
Subject
遊ぶこと playing
象徴化 symbolization
現実性 reality
遊戯療法 play therapy
Abstract

 本稿は遊戯療法の理論についての現状と今後の展望を論じた。遊戯療法の実践は、広く行われている。一方遊戯療法の理論は多様で、理論を十分に吟味しないままに場当たり的な実践が行われている現状を指摘した。次に精神分析・ユング心理学・人間性心理学の三つの理論が遊戯療法をどのように捉えているのかを概観した。その中で遊ぶこと自体に治療的意味があるという考え方を取り上げ、遊ぶことの意味を三つの理論がどのように捉えているのかを詳細に検討した。その結果、現実性と象徴化という観点が提示された。遊戯療法で遊ぶことには、独自の現実性があり、主体は遊ぶことに夢中になる現実性が生じると同時に、その現実性を否定する意識も生じることを示唆した。さらに遊ぶことは主体を象徴化し、遊びを通してこそ言語は生じてくることを示唆した。現実性と象徴化という観点から遊戯療法を検討することで、遊戯療法の理論を深める可能性を示した。

Journal Title
広島国際大学心理臨床センター紀要
Volume
14
Spage
1
Epage
19
Published Date
2016-03-20
Publisher
広島国際大学心理臨床センター
ISSN
1348-2092
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
出版社版
Sort Key
1
Set
hirokoku-u