幼児・小学生の道徳性発達に関する研究ー動物飼育の効果を中心としてー
URI | http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hirokoku-u/metadata/12341 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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File |
007-岡田・松本・山内・竹田・小川論文.pdf
( 380.0 KB )
Open Date
:2018-02-01
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Title |
幼児・小学生の道徳性発達に関する研究ー動物飼育の効果を中心としてー
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Author |
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Abstract |
道徳教育における動物飼育の重要性や生命の大切さを深く自覚させる取り組みの重要性が述べられている一方で、教育現場において動物飼育によって実際に子ども達の心情のどの部分にどのような影響を与えているかについて必ずしも明確ではない現状が見られる。そこで、動物飼育による教育効果と課題について幼児を見守る教師に質問紙調査を行い、小学校教師に行った同様の調査と比較した。その結果、思いやり、心の落ち着き、生命尊重、動物愛護、感動。畏敬の念、責任感の面で効果をあげ、相対的に幼児は思いやりの心と探究心、小学生は責任感に対する教育効果がより大きいことが判明した。小学校では飼育の時間的経済的負担が高いのに対し、幼保(幼稚園・保育所)では、これらは低いものの、動物にとっての生活環境に課題を感じている。また、生命尊重の精神を深める学習や発達段階を考慮した教育の在り方について課題を感じていることが判明した。さらに幼児の感動や「すごい」と思う割合が高く、この時期に動物の死(有限性)はもとより誕生(連続性)や変態、羽化(感動、畏敬の念、探求意欲)をできるだけ効果的に体験させることが大切で、小学校ではこれらを持続発展させる工夫が必要であると考えられる。 |
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Journal Title |
広島国際大学 教職教室 教育論叢
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Issue |
9
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Spage |
57
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Epage |
61
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Published Date |
2017-12-20
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Publisher |
広島国際大学 心理科学部 教職教室
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ISSN |
1884-9482
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Language |
jpn
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NIIType |
Departmental Bulletin Paper
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Text Version |
出版社版
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Sort Key |
007
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Set |
hirokoku-u
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