「心に響く防災・減災教育」の研究(2)

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hirokoku-u/metadata/12465
File
Title
「心に響く防災・減災教育」の研究(2)
Title Alternative
ー屋根まで埋める大量の砂礫を堆積させた洪水様土石流の発生原因ならびに土石流多発地帯と地質構造の関係についての予察的研究ー
Author
氏名 越智 秀二
ヨミ オチ シュウジ
別名 Syuji OCHI
氏名 岡田 大爾
ヨミ オカダ ダイジ
別名 Daiji OKADA
Abstract

要旨:2018年7月の西日本豪雨では、広島県は他県に比べて特に降水量が多いわけではなかったにもかかわらず、土砂崩れや土石流、河川の氾濫が相次ぎ、全国の死者数224人の半数近くに上る109人の死者数となった。単に土砂災害と言ってもその地域の地形・地質や河川の特性によって災害の特徴や規模は大きく異なることから、各地域ごとの特性を詳細に把握し、それに合致した防災・減災の対策や教育を計画的に考えることが極めて重要である。
呉市天応大屋大川沿いでは、大量の砂礫が洪水のように流出し、住宅の屋根まで埋めるほどの甚大な被害を起こした。このような洪水様土石流ともいえる災害は、今回、安芸郡坂町や坂町小屋浦など、絵下山周辺で発生している。風化花崗岩がそのほとんどを占める同地域で起きた今回の甚大な災害は、3日間で400㎜を超える大量の降水がもたらした災害といえる。また、大屋大川中流部においては、断層の上盤側にあたる亀裂の多い風化がすすんだ脆弱な岩盤の分布域で土砂崩れや土石流が多発している傾向が見られた。土砂災害予測に有効な地質情報といえる。地球温暖化による集中豪雨の規模の増大化が心配される中、今回の事例を含めて各地域で実施される防災の「想定」に活用していきたい。

Journal Title
広島国際大学 教職教室 教育論叢
Issue
10
Spage
218
Epage
230
Published Date
2018-12-20
Publisher
広島国際大学 教職教室
ISSN
1884-9482
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
出版社版
Sort Key
021
Set
hirokoku-u