思春期における悪との接触に対する青年のとらえ直し(7) ー悪の文脈としての仲間関係の多義性・拮抗性・両極性ー

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hirokoku-u/metadata/12562
File
Title
思春期における悪との接触に対する青年のとらえ直し(7) ー悪の文脈としての仲間関係の多義性・拮抗性・両極性ー
Title Alternative
Ambivalence, Conflicts and Bipolarity in Peer Relations as Context of Evil in Puberty
Author
氏名 鹿嶌 達哉
ヨミ カシマ タツヤ
別名 Tatsuya KASHIMA
Abstract

要約:「思春期における悪との接触に対する青年のとらえ直し」に関する研究の一環として、思春期の仲間関係に関する大学生の自由記述の分析を行った。仲間関係は大人の世界と逆説的な関係を持ち、「合う合わない」という選択が始まり、一部の友だちとは行動・感情・不安を共にし、自分を出し本音を出せる濃い関係を作る一方で、周囲とぶつかるか、周囲を気にして、周囲に合わせる、感情を抑える、個を出さないように対応するため、悩んだり関係から離脱したりすることが示された。仲間関係は1)「社会に合わせる」ことは「自分を出せない」とも言える多義性、2)「接近・傷つきと距離化・淋しさ」のような拮抗性、3)「周囲に合わせすぎる~合わせられない」のはざまで揺れ動く両極性という特徴を有し、悪には1')「自己主張ともいえる」(多義性)、2')葛藤の解決(拮抗性)、3')一極から他極への反動(両極性)のような「負の否定としての正」の意義を持つことが示唆された。
解決しえないものは、解決しえないものであることをやめないままに、けっこう解決する。
Jankélévitch,V. 「仕事と日々 ・ 夢想と夜々」

Description Peer Reviewed
Journal Title
広島国際大学総合教育センター紀要
Issue
5
Spage
53
Epage
72
Published Date
2021-03
Publisher
広島国際大学総合教育センター
ISSN
2432-2881
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
出版社版
Sort Key
004
Set
hirokoku-u