要旨：日中双方から国際合同授業を行いたいとの希望がありながら、様々な課題で実現しにくかった学校同士の願いを達成するために1つずつ困難を克服して実現した経緯、成果と課題について報告する。日中の共同研究者がそれぞれ母国の小学校の要望を電話やメールで知り、卒業式までの異例のわずかな期間で相手先の探索や内容の吟味ができた。また、上りが僅か3Mbps未満の低速ADSL回線であったとしても、カメラの解像度下げ、回線速度に対応するソフトの活用で全くストレスなく授業ができ、両国のマイクの近くに通訳兼司会を置くことで言葉の壁を感じず、クリアに聞き取れる授業が展開できた。