C.R.ロジャーズのカウンセラーの中核三条件におけるキリスト教的側面ー(2)「無条件の肯定的尊重」についてー

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hirokoku-u/metadata/12588
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タイトル
C.R.ロジャーズのカウンセラーの中核三条件におけるキリスト教的側面ー(2)「無条件の肯定的尊重」についてー
著者
氏名 鶴田 一郎
ヨミ ツルタ イチロウ
別名 Ichiro TSURUTA
キーワード
イエス=キリストとカール・ランソム・ロジャーズ(Jesus Christ and Carl Ransom Rogers)、キリスト教と来談者中心療法(Christianity and Client-Centered Therapy)、カウンセラーの三条件(Three conditions required of counselors)、無条件の肯定的尊重(unconditional positive regard)、アガぺ(Agape)
抄録

要約:C.R.ロジャーズはカウンセラーの三条件を提唱している。それは①「純粋性」または「自己一致」、②「無条件の肯定的尊重」、③「共感的理解」である。カウンセラーの三条件を完全に満たしているのはイエス=キリスト唯一人である。このうち本稿では②の「無条件の肯定的尊重」のキリスト教的側面を検討する。ロジャーズの「無条件の肯定的尊重」は「アガペ」とほぽ同定できる。「アガペ」とは神の愛である。「アガペ」とは無償の愛である。一方、ロジャーズの両親の信仰は「条件付きの愛」であった。
その「条件付きの愛」の特徴の第一は「神によって救われる人間は、あらかじめ神によって決められている」ということである。その「条件付きの愛」の特徴の第二は「自分たちは神によって選ばれた人間である」ということである。「条件付きの愛」と「アガペ」は全く正反対の概念である。「条件付きの愛」は「受け取る愛」である。「アガペ」は「与える愛」である。カウンセリング実践にあっては当然ながらアガペ」が重視されるのである。
Abstract:Carl Ransom Rogers proposed three conditions required of counselors:(1)genuineness or self-congruence,(2)unconditional positive regard,and(3)empathic understanding.Only Jesus Christ completely met all these conditions.This study examined Christian aspects of unconditional positive regard.Unconditional positive regard,proposed by Rogers is indentified as "Agape."Agape is love of God,which is unconditional.On the other hand,Rogers's parents' faith was "conditional love." Characteristics of conditional love are as follows:(1)people that are to be saved by God is already decided by God.(2)We are the people selected by God.Conditional love and Agape are totally opposite concepts.Conditional love is passive love,whereas Agape is active love.In counseling practice,Agape is obviously considered to be importants.

査読の有無
掲載雑誌名
広島国際大学基盤教育センター紀要
6(改題第1号)
開始ページ
1
終了ページ
20
出版年月日
2022年3月
出版者
広島国際大学基盤教育センター
ISSN
2436-8946
本文言語
日本語
資料タイプ
紀要論文
著者版フラグ
出版社版
ソートキー
002
備考

総合教育センター紀要改題

区分
hirokoku-u