認知と情緒の板挟み状態の解消についての検討 : 認知的構造化の観点から

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hirokoku-u/metadata/1826
File
Title
認知と情緒の板挟み状態の解消についての検討 : 認知的構造化の観点から
Title Alternative
The Examination of the Dissolution of the Cognitive-Affective Crossfire : From the Viewpoints of Cognitive Structuring
Author
氏名 長谷川 孝治
ヨミ ハセガワ コウジ
別名 Hasegawa Koji
Subject
自己関連フィードパック
認知的反応
情緒的反応
認知的構造化欲求
認知的構造化能力
Abstract

本研究の目的は,自己評価の低い人における認知と情緒の板挟み状態を解消する要因はいかなるものかについて検討することである。認知と情緒の板挟みとは,低自己評価者における,自己評価と一致するネガティプな評価を得たいという自己確証動機と,自己評価をポジティプに捉えたいという自己高揚動機との葛藤状態である。本研究では,この板挟みの解消について,認知的構造化の観点から検討した。具体的には,低自己評価者でも,認知的構造化欲求が低く,能力が高ければ,情報を十分に吟味できるために,自己確証的な認知反応が抑制されるという予測が検討された。その結果,低自己評価・低構造化欲求・高構造化能力の人は,非好意的評価に対する一般的な診断性を低く認知し,情緒的な嫌悪反応に従って,非好意的評価を棄却する形で板挟みを解消する可能性が示唆された。今後,好意的な評価を受け入れる形の板挟みの解消について検討する必要性が考察された。

Journal Title
広島国際大学心理臨床センター紀要
Issue
2
Spage
19
Epage
29
Published Date
2004-01-30
Publisher
広島国際大学心理臨床センター
ISSN
1348-2092
NCID
AA12125734
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
Old URI
Set
hirokoku-u