エリア分割によるモバイルエージェントへのメッセージ伝達法

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hiroshima-cu/metadata/6971
ファイル
タイトル
エリア分割によるモバイルエージェントへのメッセージ伝達法
別タイトル
A Message Delivery Method for Highly Mobile Agents Based on Clustering
著者
氏名 大田 知行
ヨミ オオタ トモユキ
別名 OHTA Tomoyuki
氏名 増田 康男
ヨミ マスダ ヤスオ
別名 MASUDA Yasuo
氏名 井上 伸二
ヨミ イノウエ シンジ
別名 INOUE Shinji
氏名 角田 良明
ヨミ カクダ ヨシアキ
別名 KAKUDA Yoshiaki
氏名 伊藤 篤
ヨミ イトウ アツシ
別名 ITOH Atsushi
キーワード
モバイルエージェント
メッセージ伝達
エリア分割
抄録

本論文では,モバイルエージェント(以下,MAと呼ぶ)を生成した送信元から,移動したMAヘメッセージを送信することを議論する.そのための方法として, Home-Proxy法,Broadcast法等がある.しかし,これらの手法はネットワーク上を頻繁に動き回るMAに対して,送信されたメッセージが到達しない可能性がある.この問題を解決するための手法が,Murphyらによって提案されている(以下,Murphy法と呼ぶ).Murphy法は確実にメッセージをMAへ伝達することができるが,メッセージがMAに到達するまでの到達時間については考慮されていない.このMurphy法を改良し,ネットワーク全体を複数のエリアで分割することにより,可能な限り短い時間でメッセージ伝達を行う手法(以下,エリア分割法と呼ぶ)を提案する.本論文では,エリア分割法を厳密に,かつ詳細に定義した.更に,理論的な検証を行うことで,この手法の正当性を証明した.また,シミュレーション実験を行い,エリア分割法をMurphy法と比較して,MAのノードでの滞在時間が短くなければMAへのメッセージ到達時間が短縮されていること,及び,MAのノードでの滞在時間が短ければメッセージ数は少ないことを確認し,有効性を実証した.

査読の有無
掲載雑誌名
電子情報通信学会論文誌. B, 通信
J87-B
6
開始ページ
829
終了ページ
842
出版年月日
2004-06-01
出版者
社団法人電子情報通信学会
ISSN
1344-4697
NCID
AA11325909
NAID
110003170740
本文言語
日本語
資料タイプ
学術雑誌論文
著者版フラグ
出版社版
権利情報
copyright©2004 IEICE
関連URL
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区分
hiroshima-cu