学術論文のIntroductionとAbstractを用いた科学の最前線に触れる 中学校理科ならびに高校生物授業の開発 ――ポリスチレンを生分解するミールワームの事例を用いて――

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/it-hiroshima/metadata/12238
File
Title
学術論文のIntroductionとAbstractを用いた科学の最前線に触れる 中学校理科ならびに高校生物授業の開発 ――ポリスチレンを生分解するミールワームの事例を用いて――
Title Alternative
Development of junior high school science and high school biology lessons to be at the forefront of science using scientific papers Introduction and Abstract ——Using a case of polystyrene-biodegrading mealworms——
Author
氏名 角島 誠
ヨミ カドシマ マコト
別名 Kadoshima Makoto
Subject
中学校理科
高校生物
文献調査
Introduction
Abstract
科学の最前線
ミールワーム
Abstract

課題の所在や研究の意義を見出す文献調査には,どこからが未知の領域となる「科学の最前線」なのかを理解し,研究という行為を理解するなどの教育的な可能性があると考えられる。しかしながら,高等学校での「理科課題研究」の開設率は非常に低く,また探究活動は文献調査を行う研究ではない。

本論文では,文献調査という活動に焦点を当てた授業の開発を行った。文献調査の意味の理解や科学の最前線に触れることを目的とし,発泡スチロールを食し生分解すると発表されたミールワームの学術論文を事例として,中学校では新聞記事,高等学校ではこの論文のIntroductionそして引用文献のAbstractを用い,かつ調べ活動等を採り入れるなどした展開をした。中学校で1時間,高等学校で2時間の授業で学びの効果が得られることが明らかとなった。

Journal Title
広島工業大学紀要. 教育編
Volume
17
Spage
33
Epage
41
Published Date
2018-02
Publisher
広島工業大学
ISSN
1346-9983
NCID
AA11599121
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
出版社版
Rights
publisher
Set
it-hiroshima