フランスの高等学校の選択教科「科学と実験室」について
URI | http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/it-hiroshima/metadata/12409 | ||||||
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ファイル |
education21_027-036.pdf
( 922.0 KB )
公開日
:2022-04-18
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タイトル |
フランスの高等学校の選択教科「科学と実験室」について
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別タイトル |
On the elective subject “Sciences et Laboratoires” in upper secondary school in France
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著者 |
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キーワード |
理科教育、科学教育、高等学校、フランス、科学と実験室、物理、化学
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抄録 |
フランスの高校1年では、選択教科として「科学と実験室」という教科が設置されている。設置そのものは、2010年度のカリキュラムからであり、現行の2019年度の新カリキュラムにも引き継がれている。本報告では学習指導要領をはじめ国民教育省のリソースやその他ホームページなどを資料として、この教科の特徴を以下のように描き出した。・教科固有の体系的な知識の積み上げが求められない。・操作や関心といったことが重要であるとアピールされている。・テーマにじっくり取り組め、自律性が養われる。・進路未決定の高校1年でありながら実質理系生徒を対象としている。・科学的アプローチが強調されかつプロジェクト・アプローチも唱えられるなど求められるアプローチが重層している。・物理・化学の教員が担当する。・新カリの科学的アプローチのコンピテンスは容易にチェックしやすい表現にブラッシュアップされている。・既存の科学系の教科で十分に補えない実験科学の実験的活動の本質的なものを補完する教科であるといえる。・知識の積み上げでない教科を性格づける枠組みとしての技術教育という括り方が、既存の教科の新たな補完の在り方を可能としている。 |
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掲載雑誌名 |
広島工業大学紀要. 教育編
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巻 |
21
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開始ページ |
27
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終了ページ |
36
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出版年月日 |
2022-03
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出版者 |
広島工業大学
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ISSN |
1346-9983
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NCID |
AA11599121
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本文言語 |
日本語
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資料タイプ |
紀要論文
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著者版フラグ | |||||||
権利情報 |
publisher
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区分 |
it-hiroshima
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