研究ノート 一般均衡の定量的分析

URI http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/onomichi-u/metadata/5195
File
Title
研究ノート 一般均衡の定量的分析
Title Alternative
Note Quantitative General Eqilibrium Analysis
Author
氏名 菅 準一
ヨミ スガ ジュンイチ
別名 Suga Junichi
Abstract

一般均衡解の存在とその安定性が証明されたことにより、他と連絡を取り合うこ
となく、自己の利益のみを考えて生産や消費を決定する主体によって構成された社
会においても、価格をシグナルとした市場取引を通じて、社会全体の意思決定があ
る種の整合性(秩序)を持ちうることが示された。それだけにとどまらず、市場の
一般均衡によって実現される資源配分が、ある種の効率性(パレート効率性)を満
たすことも証明された。しかしこれらの結論は高度な数学を用いた抽象的な議論に
基づくものであって、そのままでは、現実の政策提言や日々の消費や生産活動の指
針に用いることはできない。現実の政策提言や消費や生産活動の指針に用いるため
には、生産や消費の主体のもつリアリティーを組み入れた一般均衡モデルを構築し、
それを解いて具体的な数値を知ることが必要である。たとえば現実の経済において
非効率が発生していることを証明するだけでなく、いったいその非効率によってど
れくらいの大きさの社会厚生上の損失が発生しているのか、微々たるものなのか、
本気で取り組まないといけないほど大きな非効率なのか量的に確定することが政策
提言には必要である。一般均衡モデルを数値計算を使って解くことができたとき、
市場を取り巻く様々な与件の変化が均衡解に与える影響を数量的に把握することが
可能となり、変化を引き起こすための方法や変化を予測しそれに対応する術を知る
ことができる。以下では一般均衡の定量的分析について日々の研究・教育活動で遭
遇した事例を中心にまとめてみた。

Contents

closed-form と数値計算
一般均衡モデルの数値解を求めるアルゴリズム
GAMS とその利用分野
DSGE(Dynamic Stochastic General Equilibrium)Model 分析
まとめ

Journal Title
尾道大学経済情報論集
Volume
9
Issue
2
Spage
283
Epage
292
Published Date
2009-12-31
Publisher
尾道大学経済情報学部
ISSN
1346-9991
NCID
AA11597272
Self DOI
Language
jpn
NIIType
Departmental Bulletin Paper
Text Version
出版社版
Old URI
Set
onomichi-u