リカードウの生産奨励金論について
URI | http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/onomichi-u/metadata/3012 | ||||||
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ファイル |
KJ00003896358.pdf
( 1061.0 KB )
公開日
:2009-01-20
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タイトル |
リカードウの生産奨励金論について
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別タイトル |
A Note on D.Ricardo's On Bounties on Production
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著者 |
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キーワード |
生産奨励金
輸出奨励金
租税
A.スミス
D.リカードウ
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抄録 |
本稿は、リカードウの「生産奨励金論」(『経済学および課税の原理』第23章)を考察したものである。(二)で要約をおこない、(三)では、叙述中に確認される多くの「仮定」を中心にして、同章が提出している理論問題を三点摘出した。すなわち、(1)生産奨励金と租税徴収とのバランス論によって、「政府」と「消費者」の固有の意味が明らかにされ、また諸収入(地代・賃金・利潤)間の階層性が照射されていること、(2)需要不変という限定的な仮定を採ることによって「需給構造」「資本移動」「価格変動」についての理論的凝集状態がもたらされたが、そのことが逆に価格論展開への端緒を与えていること、(3)外国貿易捨象の仮定によって、スミスの"穀価波及説"批判のための適切な推論形式が確保されたこと、である。第23章は、第22章(「輸出奨励金論」)とともに、一国に及ぼす奨励金の弊害を説くものであるが、このわずか7つのパラグラフから成る短い章の理論的意義は大きいと言える。 |
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内容記述 |
尾道大学 論文 Article |
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掲載雑誌名 |
尾道大学経済情報論集(2011年度まで)
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巻 |
3
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号 |
1
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開始ページ |
19
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終了ページ |
32
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出版年月日 |
2003-06-30
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出版者 |
尾道大学経済情報学部
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ISSN |
1346-9991
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NCID |
AA11597272
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責任DOI | |||||||
本文言語 |
日本語
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資料タイプ |
紀要論文
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著者版フラグ |
出版社版
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旧URI | |||||||
区分 |
onomichi-u
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